診療方針
コンパニオンアニマルのQOL(Quality of Life:命の質)の向上に努めます。
「コンパニオンアニマル:伴侶動物」とは、人間と共に生活する身近な動物たちを、人間の良き仲間・家族・パートナーとして位置づけた新しい呼び方です。ながらく「ペット:愛玩動物」と呼ばれてきた動物たちの存在意義や役割は、人間の生活習慣・生活環境の変化にともない変わってきています。今ではこの「コンパニオンアニマル」が、「ペット」にかわる言葉として多く使われるようになってきました。私たちはコンパニオンアニマルを飼い主さんのご家族の一員と考え、最高のサービスを提供することで、動物たちの生命に輝きを与え、人間と共に幸せに暮らしていけるよう努力します。
「飼い主さんとの信頼関係を築くこと」を第一に心がけます
獣医療は飼い主さんの協力なしにはうまくいきません。言葉を話せない動物たちのちょっとした異変に気付き、病院に連れてきてあげられるのはご家族である飼い主さんだからです。どんなに些細なことでも構いませんので、少しでも気になることがあったら、私たちにいつでも相談してください。
EBM(Evidence Based Medicine)を実践します
EBMとは「科学的根拠に基づいた医療」、つまり「有効である」と科学的に証明された診断法・治療法にもとづいた医療を意味しています。私たちは日々進歩する獣医学をつねに学び、取り入れ続けることで、つねに最新の獣医療を提供します。理論や根拠のない治療は行いません。
インフォームドコンセプト(説明と同意)を徹底します
検査や治療には正解はひとつとは限りません。私たちはさまざまな飼い主さんの事情や意向に沿えるよう、できる限りの検査や治療のプランを提示し、それぞれ「なぜそれが必要なのか?」はもちろんのこと、予後や費用、要する時間などについてもご説明します。飼い主さんに充分な理解と納得をしていただいた上で個々の患者にとって最良の診療を進めていきます。
「病気にさせない」予防治療を徹底します
「予防できる病気は予防し、病気も早期に発見し早期に治療する」これが予防治療の原則です。私たちはワクチン接種や定期健康診断などの予防医療によって、いつまでも動物たちがご家族と楽しく暮らせるように全力を尽くします。